FC琉球応援記~J1への道~

主にFC琉球の観戦・応援記を掲載していきます

アウェー鹿児島ユナイテッドに完敗! FC琉球

敗退(ハイタイ)グスーヨー!

 

アウェー鹿児島ユナイテッド戦0-1での敗戦でしたね

鹿児島はなんと試合ぶりの得点&勝点だったそうです!

 

前回のプレビューにて岡崎選手の累積イエローでの出場停止レギュレーションにつきまして、勉強不足でしたm(__)m申し訳ありません。今節も元気に出場しておりましたね。

 

さてさて、試合を決めた失点シーンについて、王子小泉選手のボールロストの部分が批判されがちなので、100%の擁護は出来ませんが、少々の誤解があると感じたのと、これはチームの問題である部分が多いと思いましたので掲載させていただきます。

 

まずは試合全体のハイライト

 


【公式】ハイライト:鹿児島ユナイテッドFCvsFC琉球 明治安田生命J2リーグ 第10節 2019/4/21

 

問題のシーンはハイライトの3:05秒あたりから。増谷選手から中央の王子小泉選手がボールを受けた場面において、通常の琉球であればパスを出した後の小さな動き出しによるパス交換を主体として崩したり繋いだりしていくのですが、まずは増谷選手がパスを出した後の足が止まり、増谷選手への戻しのパスの選択肢が1つここで減りました。

上里選手も気を利かせて少し下りてきますが、ここもパスコースをカットされたので回避します。

次の選択肢は前線への縦パスなのですが、縦方向で動き出しているのがトップの鈴木選手のみでコースが限定され、パスカットを狙う選手も動き出していたので回避。

残るパスコースは2つで左サイドへの展開とCBへのバックパス。

左サイドに関しては、徳元選手が高い位置で幅を取っていたため、サイド裏スペースへのロングキックが有効だと考えられますが、動き出しが遅れ(と言うか止まったまま)ていたため回避。その手前の河合選手に至っては膝に手をついちゃってます。

 

ここでは、ひと呼吸タイミングをおいてCBを経由で左サイドへ展開しても良かったと思いますが小泉選手ほんの『一瞬の迷い』がボールロストに繋がりました。この迷いは、選択肢を減らしてしまったチーム全体の問題です。

また、このシーンではボールロスト後にボール保持者の近くにいた上里選手もプレスバックを怠っています。上里選手に関しては、守備強度が高い選手ではありませんが、今シーズン、ここぞという場面で何度も相手をファールで止めたりピンチを感じ取る能力はチームの中でずば抜けている存在だと思っていただけに、とても悔やまれます。

 

ゴールを決めた11番の選手も、逆サイドから走り出し(河合選手の近くにポジションしていた)、『相手も付いてこなかった』と、試合後にコメントしている通り、『気持ち』をもって『信じて』走った結果のナイスゴールでした。

 

前述しましたが、王子小泉選手のボールロストを作った場面もチーム全体の問題であり、疲れて本当にしんどかったとは思いますが、そこは相手も同じ条件で、きついからこそチームで補い合い、走り切る必要があったと思います。

 

拮抗した試合の場合、『気持ちの強い方が勝つ』と言う根性論的な場面をあまり見たことがなかったのですが、この試合のこの場面だけ、鹿児島の選手の気持ちが琉球の選手の気持ちを上回ったのだと思います。

 

ということで、小泉選手はここを悔やみすぎずに思い切ったプレーを期待したいです!

 

 

さて、試合全体の感想ですが、前半の早い時間から鹿児島のハイプレスをかいくぐり、ショートパスで繋ぐよりも多めに鹿児島ディフェンスライン裏に放り込んでくる回数が多かったですね。裏に広大なスペースが有ったので、狙う気持ちはわかりますが、いかんせんキックの精度が・・・・

 

まあ、裏へ蹴り続けた効果もあり、鹿児島のラインが間延び気味になって、ロングキックではなく、細かなパス交換からの裏抜けが効果を出し始めたんで、成果としてはオッケーだと思います。

 

鹿児島も、前半は少し停滞している印象でしたが、後半からサイドの裏に抜け出す動きが効果を発揮し、惜しいクロスを何本も入れてましたし、プレビューでも少し触れましたが鹿児島の39番の選手、だいぶチームに馴染んできましたね。守備で脅威は感じませんでしたが、攻撃力は今後の鹿児島を助けてくれるでしょう。見ていて楽しい選手です。

 

もしも引き分けなら、この試合のMVPは鹿児島の39番か琉球の鈴木選手です。

 

鈴木選手に関しては得点していないだけで、他のプレーの質に関しては、動き出しやポジショニング、前線の守備などは特に言う事がない程にこのチームでは欠かせませんし、この試合でも相手の脅威になっていました。惜しいシーンも何度もあり、次節ホームではきっと決めてくれると祈ります。

 

この試合で琉球側の戦い方で気になる点が5つあり、長くなるので説明は省きますが、以下にあげておきます。

  1. ハイプレスのかわし方に数パターン欲しい(この試合では前述の相手ディフェンスライン裏への蹴りこみが多かった)
  2. サイドバックの連携(自陣後方でのボール回しの際、両サイド共に自陣に留まっている時間が多かった。高い位置を取ってほしい場面は上がっていて欲しい)
  3. 河合選手のポジショニングとボールを引き出せない動き出し(今の所、後半からジョーカーとして輝く選手です)
  4. 増谷選手の疲れ(パスミス多かった。なれない場所での奮闘はアッパレです)
  5. 上門の1対1の守備(何度かピンチを作った)

その他、良かった点は前述の鈴木選手とセンターバックの2人です。

岡崎選手、福井選手共に常に相手を視野に置き、パスカットや潰しに大活躍でした。

増谷選手、徳元選手のカバーリングもほぼ完ぺきでした。

 

田中選手の交代の意図はわかりませんが、前半4分のスーパーチャンスボレーを盛大に空振りした影響などでのケガでないことを祈ります。

 

点の取り合いとはならなかったこの試合ですが、それ以上に色々とぶつかり合い、大変見ごたえのある戦いでした。

 

鹿児島にとっては長く暗いトンネルからの脱出となったこの一戦だったでしょう。

ジョンソン監督、おめでとうございます!

 

琉球は来節にトンネル発破で抜け出したいと思います!

 

爆発力に期待!

あんしぇーまたやー